HOME » 基礎知識 » シロアリ・薬剤、駆除方法の”真実”とは?

子どもを犠牲にし、人生を見失いかけたあの時から、毎日必死で薬を減らす駆除方法を探しました。もちろん、シロアリ業界の常識ひとつひとつを、もう一度本当に正しいのか検討し、テストを繰り返したのです。
そして、やっと自信をもってお話しできるまでになりました。
これらは、もし、あなたがこれから何かシロアリ対策をしようと考えているなら、きっと参考になるはずです。
よろしいでしょうか。
では、何人もの方に共通した悩みの真実をお話しします。
これらは、私自身が何年にも及ぶ薬の安全性や効果のテスト、シロアリの生態研究だけでなく、建築関係の資料を調べ上げ、建築士などその道のプロに教えを請いわかったことです。それだけではありません。
30年近くシロアリ駆除に真面目に取り組み続けるシロアリの専門家や海外からもシロアリ駆除を依頼されるプロを始め、幾人もの職人たちとの情報交換からわかったことでもあります。
多くの業者さんは、“薬をたくさん撒く”ことで費用とのバランスをとろうとします。
つまり、“高額な費用に見合った作業”=“大量散布”なのです。
でも、例えば大半の地域は、ヤマトシロアリという種なのですが、この種であれば薬を大量に撒く必要はありません。
なぜなら、このシロアリはひとつの集団がとても小さく、土台など被害部のシロアリを駆除すれば当分の間まったく心配はないのです。もちろん、絶対はありませんので危険度の高い部分、浴室や玄関などは予防として散布をしておくのもいいでしょう。
そしてイエシロアリという種は、大量に散布してもなかなか完全駆除がむずかしいシロ
アリです。でも、床下や敷地内に生息がなく被害もないというなら予防としての効果が
期待できるでしょう。
つまり、シロアリがいる状態でさえ、住まい全体にやみくもに撒けば良いというものではないわけです。
侵入されやすい場所を的確に判断し、その状況に応じて必要最小限に撒けば十分安心で きるわけですね。また、庭などのウッドデッキや花壇など地面の中にいるシロアリ駆除なら、ベイト剤という“食べさせる薬”でないとしっかりと駆除するのはむずかしいでしょう。
“食べさせる薬”は、効果が出始めるまでに多少時間がかかりますが、地中深くに隠れているシロアリまですべて駆除できるという特徴があります。
シロアリの駆除や予防に使う薬は、そのほとんどが(社)日本しろあり対策協会という任意の団体が薬の安全性を確認しています。もちろん、各、製造メーカーも独自に安全性をテスト確認しています。そうした事実を元にシロアリ業者は皆さんに安全だというわけです。
では、安全だと確認が取れている薬剤だからまったく問題がない、健康被害がないのかと言えばそんなことはありません。
なぜ、それがわかるのか?
私の元には、毎年毎年、何十人もの方からシロアリ駆除剤が原因だと思われる健康被害の相談が後を絶たないからです。
薬の影響は、人によってその感受性がまちまちなために、わずかな量でも影響を受けることがある事実を無視してはいけません。特に、小さなお子さんは体力がありません。ましてアレルギー、ぜんそくなど病気がちなら、なおさら注意が必要です。
よくホームセンターなどで購入した薬剤で、自分で駆除したつもりだったが、結局、効果がなかったという相談があります。
これは、その薬剤の特徴や使い方をわかっていなかったために起こってしまった失敗例です。
シロアリ駆除のプロのアドバイスや指導もないままの作業なのですから、仕方のないことかもしれません。
こうした量販店で販売されているシロアリ薬剤は、ハエやゴキブリ用のスプレー剤と同じで、直接シロアリに散布することができれば、“その”シロアリは駆除することができます。でも、本当に駆除しなければならないのは、目で見て確認できるシロアリではなく、そのすぐそばに隠れているシロアリなのです。
確かに、こうした薬剤を被害部や目に見えるシロアリに散布すると、簡単に死んでしまいますが、隠れているシロアリはそこに危険を感じ近づかなくなります。これが、後々再びシロアリを発生させる原因になるのです。
危険を感じ逃げたシロアリは、別の餌、つまり柱、土台など別の場所で餌となる木部を探し始めるのです。
この隠れているシロアリ、場合によっては巣まで駆除できる特徴をもった薬剤を選択されることをおすすめします。
シロアリの駆除や予防をする時、見逃せない場所があります。それは、床下です。
床下といのは、ほとんどの場合シロアリが最初に侵入してくる場所で、生息や被害が見つかりやすい場所でもあります。そこで、駆除や予防をする時、そして点検や見積もりをする時に床下全体の確認や処置がどうしても必要となるのです。
ところが、部屋の壁の真下には、基礎というコンクリートの壁があり人が入っていくことが出来ない時があります。この時、この基礎を“ハツリ”という作業を行い、人が入れるだけの穴を開けたり、広げたりします。
一見すると、必要な作業のようにも見えますが…
基礎というのは、家の総重量を均一に地面に逃がすという大切で、重要な役割があります。そして、 東海地震、南海地震などいつ来るかわからないという予測もあります。
にもかかわらず、基礎を壊すというのは、家の耐震性を大幅に弱めるという欠陥工事と言わざるをえません。
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パンクした車がその機能を果たせるでしょうか。人も足腰が弱ったなら、それだけで健康な毎日を送ることはできませんよね。
床下の作業なために確認する方はほとんどいないことを良いことにその作業は乱雑になりやすく、注意が必要です。
もし、どうしても必要な場合は、強度を落とさないように最小限の作業にしたり、補強金具などで耐震強度を維持したり、床上からの作業で代用したりと工夫したいものです。このようなときには、ベイト剤という食べさせる薬剤を併用するのも手です。
被害個所を修理するという場合は、確かにその状況を把握することが必要なために一度、解体という作業が必要になります。でも、シロアリを駆除するために壁をはがしたり、直径数センチもある穴を何百個もあけるなどはまったく必要がないと断言できます。
にもかかわらず、今だに、床下の基礎の上にある土台、家の重量を柔らかく受け止め、基礎に伝える重要な構造材に穴を何十、何百とあける工事が当たり前にされています。
予防という作業だとすれば、さらに必要ありません。
シロアリにカリカリと喰われる木材の量よりも、はるかにドリルにガリガリッと削られる量のほうが多いなんて、どこかおかしいと感じませんか。そのとおりです。そんなシロアリ工事はおかしいとまったく必要ありません。
もちろん、シロアリがいたり、被害のある個所は、その柱や土台の中にいるのですから、いくらかの穴をあけ、その中に薬を入れざるをえません。その場合でもできる限り小さな穴にするべきですし、それで十分に駆除は可能なのです。
また、予防作業として、何の異常もない場所は、表面への軽い散布で十分です。シロアリは柱の中心にいきなり発生することは絶対にありませんから。
「○○ハンター」というのは、ベイト剤という食べさせる薬剤が容器の中にあり、その容器を地面に埋めておくと、やがてシロアリがそれを見つけ、駆除されるという商品です。内容をみると、安いし、巣まで駆除できるなんて最高だと感じますね。
でも、ちょっと心配なことがあります。
それは、どんな状況でも効果を発揮するわけではないということです。
例えば、日本でもっとも目にするシロアリ、ヤマトシロアリの駆除には向かない場合が多いというのがこの種の薬、駆除法の欠点なのです。このベイト剤は、見つけてもらい、そして食べさせないことには駆除はまったくできません。
ヤマトシロアリは、集団が小さく、例えば浴室などの被害、生息している場合には、屋外に埋めてもシロアリはそれに気付かないことがほとんどです。気付かないということはベイト剤を食べることはなく、当然駆除はまったくできません。
つまり、お住まいの中に被害や生息がある場合、そのせっかくの効果も発揮することがむずかしいわけです。
また、その構造や設置方法が、シロアリの生態にあわないという点も見逃せません。
シロアリは、地面での生息域、つまり生活している地中の深さが状況によってですが、かなり広範囲になるのです。もっとも平均的な生息域は、深さ20センチくらいです。
にもかかわらず、この商品の設置場所は、ほとんど地表面に、と説明されています。 これでは、せっかくのベイト剤もなかなかシロアリは見つけることができません。

























